
運動不足でトレーニングを始めたい。けど、ジムに通うのも人目が気になっちゃうな。

いつも使っているジムが休みで使えない。家でトレーニングできたら良いのにな。

こういった疑問に、私の体験談も交えてオススメの方法をご紹介します。
この記事では、外的要員に影響を受けずにトレーニングを積み重ねられるように、自分に合ったホームジム環境の作り方を紹介します。
部屋の片隅に作った小さな運動スペースから、テナントを借りて約100㎡の大きな本格的ジムを作ったりしました。 自体重トレーニングやウエイトトレーニングができるホームジムを作りたいという人から相談を受けることもあります。
私の体験談をもとに、メリットやデメリットも含めて皆さんにオススメするホームジムの作り方を書きます。
別記事の「トレーニングが楽しくなる自己投資」や「トレーニングは自分との対話(作成中)」も読んでもらえると、より自分に合ったホームジムを作ることができると思います。
自宅でトレーニングをするメリット
- 時間が作れる
- お金が浮く
- 人目を気にしなくて良い
- 自分のペースでできる
ザックリとこんな感じですが、このメリットの破壊力は人生を変えてしまうほどの威力です。
時間が作れる
まず、ジムまで移動する時間がなくなります。
さらに、更衣室までいく時間や順番待ちの時間など、多くの時間が作れます。
私も昔、スポーツクラブに入会して通っていたことがありました。
片道が車で3〜40分のジムでしたので往復6〜80分かかります。
さらに、ジムの駐車場が満車だったときは他の駐車場を探す時間(だいたい10分くらい)がかかります。
ジムの中は広いので、更衣室やジムエリア内の移動、使いたい器具の順番待ちなど、多くの時間がただ過ぎていくだけになってしまいます。
ザックリと見積もっても100分くらいが、目的のトレーニングとは関係ないことに時間を使っているのです。
そして不思議なもので、たいしてトレーニングしていなくても、ただ時間がかかっているだけでやった気になってしまっていました。
1日のうち1時間40分が無駄になってしまう生活は今では考えられません。
その時間を他のことに当てられたら、やりたいことができますよね。
自分の時間をどこに使うかで、あなたの人生は決まります。
お金が浮く
移動にかかるお金やジム会費が浮きます。
ジム会費は様々だと思いますが、私が通っていた大手のジムは10,000円でした。
毎月かかるお金ですので、1年で120,000円になります。
トレーニングは継続していくものですので、ジムに数年通うと費用負担が相当大きくなりますね。
ジムまでの移動費や、人によってはジムの行き帰りにコンビニで使うお金が浮くかもしれません。
ジムに通うのをやめて、自宅にトレーニング環境を作ることができれば、それだけで浮くお金は相当なものになります。
人目を気にしなくて良い
多くの人がいるジムでトレーニングするとなると、どうしても気になるのが人の目だったりします。
実際のところ、周りの人は全然気にしていないですし、自分も周りの人を気にしないのですが、やはり公共の場では最低限の人の目はあります。
初心者の人や一般的ではないトレーニングをする人は、よくも悪くも違和感がありますので周囲の人に見られてしまうことも多いです。
私の場合は、一般的なトレーニング種目でも独自の切り口でアプローチしたりするので、どうしても挙動不審な雰囲気が出てしまいます。
なので、「何をやっているのかな?」と私の行動を見ている人は多かったです。
そうなると、いくら気にするなと言われても気になってしまうのが人情ですので、どうしても集中力MAXになれなかったりしました。
服装についても人目というかルール的にNGなのですが、私は身体の感覚を重要視しているので、短パンだけでトレーニングしたかったりします。
だけど、ジムで裸はダメですし靴も履かなければなりません。
自宅でトレーニングできれば、人目を気にせずに自分の好きな格好でトレーニングできますし、人目そのものがないので挙動不審な動作をいくらでもできます。
自分のペース
ジムだと、使いたい器具が誰かに使われていて順番待ちをしなければなりません。
そうなると身体が冷えてきて、せっかく盛り上がっていた気分が落ちることもあります。
こうやって自分のペースでできないのが一番効率が悪いです。
自宅であれば、誰に気兼ねすることもなく自分のペースでトレーニングできます。
特に、初心者がトレーニングを習慣化するときに大切なのはストレス要因を可能な限り減らすことです。
ストレス要因は、トレーニングをやらない言い訳になりやすいからです。
なので、できるだけ自分にとってやりやすいペースを作ることが重要です。
ホームジムとは
自宅でトレーニングできる環境がホームジムです。
自分がやりたいトレーニングを一通りできる器具やスペースがあることが理想です。
公営ジムなどに設置されている器具は大きくて頑丈なものが多いですが、ホームジム用の器具は少し小柄なものが多いです。
人によっては、公営ジムにあるものと同じ器具を自宅に設置する人もいます。
自分の好きな器具を使えたり、重量などのセッティングはそのままにしておけるのは大きなメリットです。
逆に、器具によっては初期費用がかかることはデメリットになるかもしれません。しかし前述したように、長期的に考えれば結果的に費用を抑えられます。
あと、使える部屋のスペースにもよります。
使えるスペースが無ければ生活スペースでトレーニングすることになりますが、部屋やスペースに余裕があれば色々とできます。
私が初めてホームジムを作ったのは、2DKのアパートに住んでいたときでした。
当時、四畳半の部屋がまるまる空いていたので、バーベル・ダンベルセットとベンチを置いてホームジムにしました。
狭い部屋に住んだときは、キッチンにチンニングスタンドを置いて懸垂を日課にしていたこともありました。
ホームジムの一例(参考費用あり)
ここでは私の体験をもとに、いくつかホームジムの例を挙げます。
自体重トレーニング向け
・レジスタンスバンド(1本約1〜3千円)・プッシュアップバー(約2〜5千円)
・アブローラー(コロコロ)(約1〜4千円)
場所の広さ:畳1枚分
だいたい2万円〜2万5千円くらいで立派な自体重トレーニング環境ができます。
チンニングスタンドを選ぶときは、高さ調節で鉄棒を高くセッティングできるものやデイップスができるものが良いです。
「懸垂を始めるため必要なもの」という記事も参考にしてみてください。
ウエイトトレーニング向け
・インクラインベンチ(約1〜2万円)
場所の広さ:2畳分
これはピンキリです。
安く済ませば1万円以内におさまりますが、ある程度のものを揃えると3〜4万円は必要です。
と言っても、ジムに4ヶ月通うと思えば元が取れるくらいです。
ダンベルは可変式のものがオススメです。
最大重量が片側20kgあれば、しばらくは買い換えないでトレーニングできると思います。
インクラインベンチとは、フラットベンチとは違って背もたれの角度を変えられるベンチです。
いろんな角度からの刺激を楽しめるので、インクラインベンチかフラットベンチのどちらかを選ぶなら、少し割高ですがインクラインベンチが良いです。
折りたためるベンチだと、コンパクトにしてしまえるのでオススメです。
ヨガや体操向け
場所の広さ:畳1枚分
床の上に絨毯が敷いてあったり、畳の上ならお金はかかりません。
ヨガマットはピンキリですので、まずは安いもので良いと思います。
私は以前、2年間くらい部屋を1室まるまる体操部屋にしていた時期があります。
そのときはフローリングにヨガマットを敷いて体操をしていました。
その時には使っていなかったのですが、皆さんに超絶オススメなアイテムがあります。
それは「フレックスクッション」です。
これは股関節まわりのストレッチで使います。
開脚でもなんでも良いのですが、これの上に座ると腰が立った状態で前屈ができるので、がんばらなくても気持ちよくストレッチすることができます。
なにかに億劫な人のことを「腰が重い」と言ったりしますが、腰が立つと「腰が軽く」なって気分爽快になります。
私はこれを2つ買って、妻と毎日ストレッチしております。
ホームジムを持って人生変わりました。
私はホームジムを持つことで人生が好転しました。
ジムに通うことで無駄にしてきた時間を有意義なことに使ったり、浮いたお金で欲しいものを買うこともできました。
何より、トレーニングを習慣化することにほぼストレスが無いので長く続けることができて、今では人に指導するほどになってしまいました。
最初からコツコツと積み上げられたわけではありませんでした。
トレーニングするのに躊躇したり、自分に言い訳して休んだりしていた私がトレーニングを続けることができたのも、自分に合った環境づくりが欠かせませんでした。
私の場合は、ジムに通って時間を浪費するよりはホームジムで集中したトレーニングができることのほうが合っていました。
ジムに通っていないので誰かが教えてくれることもありませんが、最近ではネット上に情報はゴロゴロ転がっています。
Youtubeでは世界中の人たちがトレーニング方法を教えてくれたり、モチベーションを上げてくれたりします。
誰にでも自分に合ったトレーニング環境を作ることができます。
ホームジムのある生活は、時間も作れてお金も浮いて、ストレスフリーでトレーニングが習慣化されて良いことづくめで超絶コスパが良いです。
ぜひ、皆さんもホームジム作りに挑戦してみてくださいね!!